ゲームインストール用SSDとして昨年9月に購入したMLCタイプのSSD『キングストン HyperX Savage SSD SHSS37A/960G』(Amazon) の簡易レビューです。





仕様

フォームファクター 2.5インチ
インターフェース SATA Rev. 3.0 (6Gb/秒)
容量 960GB
コントローラ Phison PS3110-S10
消費電力 アイドル時 0.39W / 平均 0.5W / 読み取り時 1.4W (最大) / 書き込み時 4.35W (最大)
温度 保管温度: -40°C~85°C
動作温度: 0°C~70°C
寸法  / 重さ 100.0mm x 69.9mm x 7.0mm / 92g
耐用期間 MTBF(平均故障間隔): 100万時間
保証 3年保証
書き込みバイト総数 (TBW) 681TB

CrystalDiskMark 測定結果

下はCrystalDiskMarkでの測定結果です。960GBの製品ですが、実際に使用できる容量は894GBになります。
左が昨年購入直後に測定した値。右が現在です。すでに仕様可能な容量を半分以上使ってますが、十分な速度が出てます(書き込み数値は下がるかと思いましたが、上がってます)。

最後に

最近はSSDの値段が全体的に上がっており、主流は完全にTLCタイプになってます。以前はTLCタイプの耐久性に不安の声も多くありましたが、今は聞くこともほとんど無いので、その懸念はほぼ払しょくされたとみて良いのでしょう。
ただ、TLCタイプで注意したいのは、大容量のファイル(動画ファイルなど)を書き込む際、速度の低下が起こる可能性がある点です。

※TLC NANDの一部を「SLCとして動作する書き込みキャッシュ」として利用する製品が多いですが、このSLCとして割り当てられたキャッシュ容量を超えてしまう大容量ファイルだと、書き込み速度がHDD並みまで低下してしまいます。

昨年購入時点でも、500GBクラス以上になるとTLCでも耐久性は問題無いと考えていましたが、大容量ファイルの書き込み速度低下が気になってMLCタイプを選択。
今では考えられない25000円でした。

最後に、このSSDの特徴として製品自体の質感が非常に高いです。PCケース内に入れてしまえば見ることもないので、気にしない方も多いと思いますが、所有満足度が高まるのは間違いないと思います。

キングストンのSSDを購入対象に選ぶ方はもしかしたら多くないかもしれませんが、『HyperX Savage SSD』の購入を検討する機会があれば、お薦めできる製品である事は間違いなさそうです。

 

https://tre-maga.com/wp-content/uploads/2017/07/HyperX-Savage_02-1024x1024.jpghttps://tre-maga.com/wp-content/uploads/2017/07/HyperX-Savage_02-150x150.jpgMitaPCSSDレビューゲームインストール用SSDとして昨年9月に購入したMLCタイプのSSD『キングストン HyperX Savage SSD SHSS37A/960G』(Amazon) の簡易レビューです。 仕様 フォームファクター 2.5インチ インターフェース SATA Rev. 3.0 (6Gb/秒) 容量 960GB コントローラ Phison PS3110-S10 消費電力 アイドル時 0.39W / 平均 0.5W / 読み取り時 1.4W (最大) / 書き込み時 4.35W (最大) 温度 保管温度: -40°C~85°C 動作温度: 0°C~70°C 寸法  / 重さ 100.0mm x 69.9mm x 7.0mm / 92g 耐用期間 MTBF(平均故障間隔): 100万時間 保証 3年保証 書き込みバイト総数 (TBW) 681TB CrystalDiskMark 測定結果 下はCrystalDiskMarkでの測定結果です。960GBの製品ですが、実際に使用できる容量は894GBになります。 左が昨年購入直後に測定した値。右が現在です。すでに仕様可能な容量を半分以上使ってますが、十分な速度が出てます(書き込み数値は下がるかと思いましたが、上がってます)。 最後に 最近はSSDの値段が全体的に上がっており、主流は完全にTLCタイプになってます。以前はTLCタイプの耐久性に不安の声も多くありましたが、今は聞くこともほとんど無いので、その懸念はほぼ払しょくされたとみて良いのでしょう。 ただ、TLCタイプで注意したいのは、大容量のファイル(動画ファイルなど)を書き込む際、速度の低下が起こる可能性がある点です。 ※TLC NANDの一部を「SLCとして動作する書き込みキャッシュ」として利用する製品が多いですが、このSLCとして割り当てられたキャッシュ容量を超えてしまう大容量ファイルだと、書き込み速度がHDD並みまで低下してしまいます。 昨年購入時点でも、500GBクラス以上になるとTLCでも耐久性は問題無いと考えていましたが、大容量ファイルの書き込み速度低下が気になってMLCタイプを選択。 今では考えられない25000円でした。 最後に、このSSDの特徴として製品自体の質感が非常に高いです。PCケース内に入れてしまえば見ることもないので、気にしない方も多いと思いますが、所有満足度が高まるのは間違いないと思います。 キングストンのSSDを購入対象に選ぶ方はもしかしたら多くないかもしれませんが、『HyperX Savage SSD』の購入を検討する機会があれば、お薦めできる製品である事は間違いなさそうです。  『トレマガ』はPC・ゲームなどの話題を中心に最新情報をお届け