Seasonicの電源『SSR-750TD』を購入したので、簡易レビューさせていただきます。





Seasonic Primeシリーズとは

「Seasonic」は高品質で信頼性の高いPC電源ブランドとして、圧倒的な支持を受けてきました。今回購入したPrimeシリーズ『SSR-750TD』はSeasonic初の80 PLUS Titanium認証取得モデルで、トップクラスの電源変換効率を実現しています。

この製品の特徴として、高性能FDBファン、1次・2次回路ともに日本メーカー製の105℃アルミ電解コンデンサ、全ケーブル着脱可能な、フルモジュラー仕様などがあります。
そして何と言っても素晴らしいのは、驚異の「12年間交換保証」です。この保証期間を見れば、メーカーがこの電源の品質にどれくらいの自信を持っているかがうかがい知れます。

メディアレビュー

製品の分解やストレステストに関しては各メディアのまとめられたレビューを見ていただければと思います(分解すると保証が切れます)。

▼国内メディア

期待を裏切らない”一番いい電源”、Seasonic待望のTITANIUMモデル「PRIME」検証 – エルミタージュ秋葉原

▼海外メディア

Seasonic PRIME Series 750 W Review

欠点はほとんど無く、「価格が高い」事ぐらいといった感じです。

消費電力比較

私が以前使ってたSUPER FLOWER 『SF-650P14PE』との消費電力比較です。『SF-650P14PE』は80 PLUS PLATINUM認証で、安定性含めて評価が高く、コストパフォーマンスに優れる素晴らしい製品でした。使用開始から4年を超えたので、今回交換となりました。

消費電力を比較したグラフがこちらです。

注意点として、650Wと750Wの電源比較になってしまった事です。ご存知の方も多いと思いますが、電源は「使用率50%」が一番効率が良いとされています。
私のPC環境では最大消費電力が300W前後になるので、650Wの『SF-650P14PE』が使用率50%に近く、消費電力的に有利になります。

とはいえ、SeasonicのTitanium認証取得モデルだけの事はあり、アイドル時の消費電力も含めて全ての比較でしっかりと低い値の消費電力となっています。

※電源換装と同時にPCケースも 「Corsair Carbide 400C」に変更したため、ファン数自体は変わりませんが、回転数の違いで多少消費電力に誤差が出てる可能性があります。ご了承ください。
※CPU・GPUはともに定格で測定してます(CPUはマザーボード初期設定のAll Core 4.2GHz)。

現在のPC環境はこちらに記載してます。

My PCスペック

最後に

電源購入に際して『Corsair HX750i』と非常に悩みました。HX750iはCorsair Linkを使って電源のモニタリングができる事、個人的なことですが、メモリ・CPUクーラー・ケースとCorsair製品を選択してる事から電源も同じCorsairにしたい思いがあったからです。

 それでも、個人的に「80 PLUS Titanium認証」「12年間交換保証」はそれを上回る魅力で、今回はSeasonicに軍配があがりました。2017年9月現在で価格が25000~30000円程ですが、この価格に納得できるならば、ぜひお薦めしたい製品です。

SeasonicとASUSマザーボードの相性?

余談ですが、Seasonicの電源を購入する際に気になったのは、ネット上でちらほら登場するSeasonic電源とASUSマザーボードの相性問題です。
現在私もASUSのマザーボードを使ってます。普通に考えて、マザーボード最大手のASUS製品との動作チェックは当たり前のようにやってると思いますし、過去に特定の製品のみで起こった事だろうと思います。とはいえ、実際に起こったら嫌だなとは思いましたが・・・。

で、取り付けてみた所、何の問題も無く動作しており、心配は杞憂に終わりました。

 

https://tre-maga.com/wp-content/uploads/2017/09/seasonic01.jpghttps://tre-maga.com/wp-content/uploads/2017/09/seasonic01-150x150.jpgMitaPCレビュー電源(PSU)Seasonicの電源『SSR-750TD』を購入したので、簡易レビューさせていただきます。 Seasonic Primeシリーズとは 「Seasonic」は高品質で信頼性の高いPC電源ブランドとして、圧倒的な支持を受けてきました。今回購入したPrimeシリーズ『SSR-750TD』はSeasonic初の80 PLUS Titanium認証取得モデルで、トップクラスの電源変換効率を実現しています。 この製品の特徴として、高性能FDBファン、1次・2次回路ともに日本メーカー製の105℃アルミ電解コンデンサ、全ケーブル着脱可能な、フルモジュラー仕様などがあります。 そして何と言っても素晴らしいのは、驚異の「12年間交換保証」です。この保証期間を見れば、メーカーがこの電源の品質にどれくらいの自信を持っているかがうかがい知れます。 メディアレビュー 製品の分解やストレステストに関しては各メディアのまとめられたレビューを見ていただければと思います(分解すると保証が切れます)。 ▼国内メディア 期待を裏切らない'一番いい電源'、Seasonic待望のTITANIUMモデル「PRIME」検証 - エルミタージュ秋葉原 ▼海外メディア Seasonic PRIME Series 750 W Review 欠点はほとんど無く、「価格が高い」事ぐらいといった感じです。 消費電力比較 私が以前使ってたSUPER FLOWER 『SF-650P14PE』との消費電力比較です。『SF-650P14PE』は80 PLUS PLATINUM認証で、安定性含めて評価が高く、コストパフォーマンスに優れる素晴らしい製品でした。使用開始から4年を超えたので、今回交換となりました。 消費電力を比較したグラフがこちらです。 注意点として、650Wと750Wの電源比較になってしまった事です。ご存知の方も多いと思いますが、電源は「使用率50%」が一番効率が良いとされています。 私のPC環境では最大消費電力が300W前後になるので、650Wの『SF-650P14PE』が使用率50%に近く、消費電力的に有利になります。 とはいえ、SeasonicのTitanium認証取得モデルだけの事はあり、アイドル時の消費電力も含めて全ての比較でしっかりと低い値の消費電力となっています。 ※電源換装と同時にPCケースも 「Corsair Carbide 400C」に変更したため、ファン数自体は変わりませんが、回転数の違いで多少消費電力に誤差が出てる可能性があります。ご了承ください。 ※CPU・GPUはともに定格で測定してます(CPUはマザーボード初期設定のAll Core 4.2GHz)。 現在のPC環境はこちらに記載してます。 https://tre-maga.com/my-pcスペック 最後に 電源購入に際して『Corsair HX750i』と非常に悩みました。HX750iはCorsair Linkを使って電源のモニタリングができる事、個人的なことですが、メモリ・CPUクーラー・ケースとCorsair製品を選択してる事から電源も同じCorsairにしたい思いがあったからです。  それでも、個人的に「80 PLUS Titanium認証」「12年間交換保証」はそれを上回る魅力で、今回はSeasonicに軍配があがりました。2017年9月現在で価格が25000~30000円程ですが、この価格に納得できるならば、ぜひお薦めしたい製品です。 SeasonicとASUSマザーボードの相性? 余談ですが、Seasonicの電源を購入する際に気になったのは、ネット上でちらほら登場するSeasonic電源とASUSマザーボードの相性問題です。 現在私もASUSのマザーボードを使ってます。普通に考えて、マザーボード最大手のASUS製品との動作チェックは当たり前のようにやってると思いますし、過去に特定の製品のみで起こった事だろうと思います。とはいえ、実際に起こったら嫌だなとは思いましたが・・・。 で、取り付けてみた所、何の問題も無く動作しており、心配は杞憂に終わりました。  『トレマガ』はPC・ゲームなどの話題を中心に最新情報をお届け